西遊記(1993 日本テレビ開局40周年記念特別劇)
別名:
西遊記 Saiyūki 1993 - 西遊記 - Saiyūki 1993
1993年に日本テレビの開局40周年記念として制作され、本木雅弘が主演を務めた西遊記の特別ドラマ。
『西遊記』(1993年)は、日本テレビが開局40周年を記念して制作し、放送したスペシャルドラマだ。1993年3月28日にNTVで初放送され、上映時間は約2時間20分。監督は木全章次が務め、1978年から1980年にかけて同局で放送された名作『西遊記』(堺正章版)を、時代を経てリメイクした作品となっている。主人公の孫悟空を演じたのは本木雅弘で、彼はそれまでとは全く異なるルックと演技スタイルで美猴王という役どころを解釈し、日本の視聴者の注目を一身に集めた。撮影チームは中国まで赴いてロケを行い、敦煌や新疆といったシルクロードの風景を背景に、西天への取経の旅を再現した。その映像スケールの大きさは、当時の日本のドラマとしては相当な贅沢さだったと言える。ストーリーは、三蔵法師とその弟子たちが旅の途中で妖怪と戦い、魔を調伏するというメインラインを継承し、古典的なエピソードをいくつかも選び出して凝縮させている。NTV 40周年の記念作品として、この映画は70年代の日本版『西遊記』がもたらした国民的な記憶を継承しただけでなく、後の1994年に常盤貴子と唐沢寿明が主演したテレビドラマシリーズや、2006年にフジテレビが制作した香取慎吾版への道筋をつけた。日本における「西遊記」の映像化という系譜において、きわめて重要な過渡期の作品である。