鉄扇公主
別名:
Princess Iron Fan 鐵扇公主 西遊記 鉄扇公主 - Princess Iron Fan - 鐵扇公主 - 西游记铁扇公主 - Princess Iron Fan - 鐵扇公主 - 西游记铁扇公主
万籟鳴と万古蟾が1941年に監督した、火焔山の物語を基にした中国およびアジア初の長編アニメーション映画。
『鉄扇公主』は1941年に万籟鳴と万古蟾の兄弟によって共同監督された中国のアニメーション長編映画だ。1941年11月19日に上海の「大上海」「新光」「沪光」の三つの映画館でプレミア上映された。これは中国で最初のアニメーション長編映画であり、同時にアジア初の長編アニメーションでもあった。物語は『西遊記』の火焔山のエピソードを脚色したもので、孫悟空と三蔵法師の師弟が西へ向かう途中で火焔山に辿り着き、火を消すために鉄扇公主に芭蕉扇を借りようとして、牛魔王と知恵と勇気で競い合う姿を描いている。万氏兄弟は、1937年のディズニー作品『白雪姫と七人の小人』に触発され、中国でも同等のクオリティを持つアニメーションを制作することを志した。制作には一年四ヶ月の歳月が費やされ、200人以上の絵師が雇われ、20万枚を超える紙が使用された。作品は沦陷期の上海で完成し、寓話という形式を借りて民族の抵抗を暗に表現している。本作は中国国内で大きな成功を収めただけでなく、日本や東南アジアなどにも輸出され、若き日の手塚治虫に深い影響を与え、彼が漫画とアニメーションの世界に身を投じるきっかけとなった。また、日本海軍が最初のアニメーション長編映画『桃太郎 海の神兵』(1945年)を委託制作させる刺激ともなり、東アジアのアニメーション発展史上における金字塔的な作品となっている。