盤糸洞(1967年邵氏版)
別名:
盤糸洞 The Cave of the Silken Web - 盤絲洞 - The Cave of the Silken Web - 盤絲洞 - The Cave of the Silken Web
1967年に邵氏兄弟が製作したカラーの神怪映画で、何夢華が監督を務めた『西遊記』四部作の三作目。
『盤絲洞』(The Cave of the Silken Web)は、1967年に邵氏兄弟(香港)有限公司によって製作され、何夢華が監督を務めたカラーの神怪映画である。作品の長さは約82分で、普通話と広東語のバージョンが用意されている。本作は邵氏による『西遊記』四部作の三作目で、前作には1966年の『西遊記』(The Monkey Goes West)と同年公開の『鉄扇公主』(Princess Iron Fan)があり、続編として1968年に『女児国』(The Land of Many Perfumes)が制作された。
ストーリーは原著の第七十二回から七十三回にかけての「盤絲洞七情迷本」のエピソードに基づいている。唐三蔵(何藩)が誤って濯垢泉のそばにある盤絲洞に迷い込み、七匹の蜘蛛の精に捕らえられてしまう。紅蜘蛛(俞鴻)率いる妖怪たちは、三蔵法師を蜘蛛の糸で縛り上げ、食おうと企てる。そこに孫悟空と沙悟浄(田順)が現れ、術を使って妖怪たちを捕らえ、さらに昴日星官と協力して蜘蛛の精の師兄である百眼魔君を降伏させる。
1927年に上海影戲公司が制作した同名の無声映画が存在するが、本作はそれとは完全に独立した翻案である。何夢華による神怪映画の代表作として、『盤絲洞』は鮮やかな色彩、京劇のような身のこなし、そして軽やかなコメディタッチで、妖怪が僧侶を誘惑するという古典的なシーンを描き出した。1960年代の邵氏ファンタジー映画における一つの模範とも言える作品だ。