SonSon
1984年にカプコンが世に送り出したアーケード向けのシューティング・アクションゲームで、日本のメーカーが孫悟空を主人公に据えた最初期の作品のひとつだ。
『SonSon』は、1984年7月にカプコンがアーケード向けにリリースした横スクロールのオートスクロール・アクションシューティングゲームだ。デザインとアートを岡本吉起(後に『ストリートファイターII』や『バイオハザード』などのシリーズを築き上げた人物)が担当し、音楽を森綾子と河本圭代が手掛けた。これは日本のゲーム業界において、孫悟空を主人公に据えた最初期の作品のひとつである。主人公の名前は「ソンソン」。如意金箍棒を手にし、光弾を放つことができる猿の少年だ。二人プレイモードでは、第二プレイヤーが猪八戒をモデルにした「トントン(TonTon)」を操作して協力プレイができる。ゲームは6つの層が重なったプラットフォームを自動的に右へと進み、プレイヤーは上下の階層を飛び越え、空中の敵を撃ち落とし、フルーツのアイテムを拾って得点を稼ぎながら、最終的に仏像へと到達してステージをクリアする。1984年8月、日本の雑誌『Game Machine』は、本作を当月最も成功したテーブル型アーケードゲームの第5位にランクインさせ、カプコンの初期の商業的基盤を築くこととなった。本作は1986年にファミコンへ移植され、その後、PS、Xbox、Switchなどの『Capcom Classics Collection』や『カプコン アーケードコレクション』といった復刻集に何度も収録された。また、続編の『SonSon II』がPC Engineで発売されている。キャラクターの「ソンソン」は、2000年の『CAPCOM vs. SNK 2』にプレイアブルキャラクターとして再登場し、カプコンの「遺産」とも言えるIPとしての継続性が証明された。時代は遠く、ストーリーも簡潔な作品だが、西洋のゲームセンターにおいて「猿王」というイメージに触れる最初期の窓口のひとつとなった。