悟空外伝
1996年に台湾のGamtecがセガ・メガドライブ向けに開発した非公式の中国語RPGで、2008年にはアメリカのSuper Fighter Teamによって英語版が導入された。
『悟空外伝』(Legend of Wukong)は、1996年に台湾のGamtec(精英电脑娱乐)がセガのMega Drive/Genesis向けに開発した中国語RPGだ。Sega Genesisプラットフォームにおいて、中国語を使い、かつ『西遊記』を題材にした数少ない非ライセンスゲームの一作として知られている。物語は『西遊記』を緩やかに翻案したもので、プレイヤーは孫悟空を操作して妖魔が跋扈する世界を旅し、仲間と出会い、装備を集め、ターン制のバトルを通じて物語を進めていく。カセットの容量は16メガビット(約2MB)で、NTSCとPALの両方式をサポートしており、あらゆる地域のSega Genesis、Mega Drive、Nomadで動作する。また、独立したセーブスロットが3つ用意されている。台湾ではMing Technology Co., Ltd.から発売されたが、国際市場からは長い間姿を消していた。ところが2008年、アメリカの独立系パブリッシャーであるSuper Fighter Teamが英語翻訳を完了させ、新しいカートリッジと16ページのカラー説明書を付けて再発売した。1箱40ドルで販売されたこの作品は、1998年に商業的な終焉を迎えたSega Genesis向けに、最初期に正式に商業リリースされた英語RPGの一つと見なされている。2013年にはPC版として、『Beggar Prince』や『Star Odyssey』と共に「RPG Trifecta Pack」に収録された。規模こそ限定的だが、その希少性とコレクション価値、そしてセガ製ハードウェア末期の中国語RPGというラベルによって、セガのコレクターズサークルや西遊記題材のゲーム史の中で、独特な地位を占めている。